ストレイテナーのすすめ
はじめましてこんにちは!
関東の片隅で暮らす会社員です。
毎日あまりにも何も起こらないため、好きなものを好きと言うためだけのブログを作りました。
特に面白いことは書けませんが、最近めっきり寒いですし、温かいお部屋でお酒でも飲みながらお付き合いください。
さて、記念すべき第一回は、世界一好きなバンドのお話です。
彼らの名前はストレイテナー。
1998年に結成された4人組のロックバンドです。
ギター&ボーカル&キーボードのホリエアツシさんとドラムのナカヤマシンペイさん、2人での活動から始まり、ベースの日向秀和さん(通称ひなっち)が加わり、ギターの大山純さん(通称OJ)が加わり、現在は4人で活動されています。
ASIAN KANG-FU GENERATIONやELLEGARDENを青春時代のBGMとして育った方ならまず聴いたことがあるバンドだと思います。
当時3人で活動していた彼らの代表曲がこちら。
あーそうそう、この曲!聴いたことある!懐かしい!!
…そんな声を私の周囲でよく聞きます。
結成20周年を控えた彼らは現在、
他に類をみない20世紀唯一無二のロックバンドとなりました。
はい!かっこいい!!!!
時代がアイドル全盛期に移り変わり、10年前に邦ロックにはまっていた人たちがストレイテナーを忘れていく中、彼らはずっとずっと音楽と真摯に向き合い、時代に流されることも逆らうこともなく、自分たちの牙を磨き続けていたのです。
melodic stormの頃のまっすぐなサウンドももちろんすてきですが、近年の彼らが奏でる音楽は、まさしく唯一無二です。
ゴリッゴリのロックもエモもダンサブルな曲もお手の物です。
どれもこれもストレイテナーの守備範囲。
彼らは多くのミュージシャンからも尊敬されています。
今年ついに、錚々たるメンバーが名を連ねたトリビュートアルバムが発売されました。
同年代のアジカンやACIDMAN、今をときめくback numberからレジェンドthe pillowsまで参加している超豪華な1枚です。
一組でも好きなアーティストがいればぜひお聴きください!
ホリエさんの作る名曲の数々が、原曲とは全くちがう魅力を放ちます。
が、個人的には最後のストレイテナーが1番かっこよくて安心します。
長いキャリアを積み、多くのファンやミュージシャンに愛される存在となったストレイテナー。
しかし今年の夏フェスROCK IN JAPANは、
ファンにとっても恐らく本人たちにとっても印象的なものとなりました。
かつては一番大きいステージで演奏するのが当たり前の彼らでしたが、
数年前からはひとつ小さいレイクステージに、
そして今年はもうひとつ小さいパークステージでの演奏となったのです。
キャパシティは約1/7。
「ストレイテナーは会場の広さなんて気にするバンドじゃない」
ファンはそうやって無理やり自分を納得させていました。
事実、彼らのパフォーマンスはどんな会場であろうと最高です。
しかし、ボーカルのホリエさんがライブ終盤のMCで次のようなことを言ったのです。
「学生の頃に憧れていたヒーローが出演して、若いバンドもどんどん出てきて、
僕らはいつかこのフェスには呼ばれなくなるかもしれない。
でも、僕らはライブハウスにいます。いつでも会いに来てください。」
ファンはテナーがパークステージだなんて納得していませんでした。
でも、本人たちも日本の音楽シーンが移り変わっていく中で、自分たちの立ち位置がどんどん変わっていることに気付いていました。
そして、あくまでも穏やかに、少しだけ胸の内をさらしてくれました。
このMCの後に演奏されたのは彼らの初期の代表曲REMINDER。
屋外フェスで、1万人の中で泣いたのはおそらくこれが初めてです。
たくさんのバンドがあって、音楽があって、それらを売るかたちも聴くかたちも多様化する中、これからもストレイテナーは飄々と彼らにしかできない音楽を鳴らし続けるのだと思います。20年間でメンバーも増え、技術も増し、進化し続けてきた彼らのことが、ずっとずっと好きだと確信をもって言えます。
ドラム、ナカヤマシンペイ
ベース、ひなっち
ギター、OJ
ボーカル、ホリエアツシ
これから10年先も、このバンドを、この音楽を応援します。
長々と書いてしまいましたが、
これを読んでストレイテナーを聴いてくれる人がいたらとっても嬉しいです。
最後に、私のいちばん好きな曲をどうぞ!